松葉倉庫株式会社・松葉倉庫運輸株式会社様

マンパワーが大切な中小企業だからこそ、将来の金銭的な
不安を取り除く企業型確定拠出年金で社員を支えたい。

業種
運送
社員数 社員数 54人、契約社員/パート 54人
導入 企業型確定拠出年金
会社HP http://matsuba-soko.co.jp/

原材料や自動車関連の電子部品などをジャストインタイムで供給し、北関東から中京、関西を中心に各地へと製品を輸送している、松葉倉庫株式会社・松葉倉庫運輸株式会社。大企業にはない意思決定の早さと対応の柔軟性で、顧客の突発的な課題にもクイックに対応できるサービスを展開しています。
男女共同参画を推進し、自社で企業主導型保育園を開設するなど、ライフステージにあった社員へのサポートをする同社が、企業型確定拠出年金を導入した想いについてうかがいました。

導入背景

ーー 企業型確定拠出年金の導入背景を教えてください。

松葉社長松葉倉庫株式会社・松葉倉庫運輸株式会社
/ 代表取締役社長

社員の定着のために行っている健康経営の一環として、取り入れようと考えたのがきっかけです。中小企業は大企業の設備や資金力には勝てません。私たちの生命線はマンパワーです。人を確保し、いかに定着させるかが課題でした。その際、アイマークさんの経営方針やAnswerに共感し、導入を決めました。

導入理由

ーー なぜ企業型確定拠出年金を選んだのでしょうか。

松葉社長松葉倉庫株式会社・松葉倉庫運輸株式会社
/ 代表取締役社長

長く勤めてもらうためには、将来の生活設計に対する不安を取り除くことが重要と考えたからです。当社では平成26年から健康経営に取り組んでいます。健康というと身体の健康を考えがちですが、長く働くには金銭的な安心も必要です。どのような世代にとっても、一番の不安はお金のことだと思います。ほかの制度で取り組む身体的な面に加えて、企業型確定拠出年金は精神的な面も支えられます。

また、何十年も勤めて退職するまでに、物価やお金の価値は変わります。現金で積み立てた退職金だけでなく、長期に運用することで得られるメリットは、若い社員にこそ感じてもらえるのではないでしょうか。リスクに躊躇する背中を会社が拠出することで、後押ししたいと思っています。
健康維持への取り組みや保育制度など、会社として社員それぞれのライフステージにあった関わり方を模索するなかで、企業型確定拠出年金は相性がいいと思いました。

導入後の変化

ーー 実際に導入してみて、社員の方々に変化はありましたか。

株価や企業の業績など、今まで見ていなかった話題にも、少しずつ関心を持つようになったと感じます。個人的に運用をしていた社員が「株価が上下しても一喜一憂することないよ」などと長期運用のポイントを伝えてくれているようです。
確定拠出年金だけが理由ではありませんが、人材募集に困ることがなくなったように思います。社会的に人手不足だった際にも、辞める人が少なかったため、補充に追われることもありませんでした。取り組んできた福利厚生が「長く働けるように考えてくれている会社」という認知を生んだのかもしれません。どんな制度も継続する事が大切だと実感しています。

一方で、導入に不安を持つ社員もいました。そのため制度を決めるにあたっては、社員内で信頼を得ている方の協力を得て、資産運用の必要性を発信してもらいながら進めました。現在は正社員が5,000円、パートスタッフは3,000円を会社が拠出しています。加えて満額まで拠出する社員もいれば拠出しない社員もおり、運用は自由です。
会社としては、稼いだお金は1円でも多く社員に返す循環を作ろうという経営方針でおりますので、社員の皆さんには制度をもっと活用してほしいと思います。

良かった点

ーー アイマークで導入してよかったと感じる点はありますか。

社員を大事にするという、経営者同士の考えが一致しているところです。物流は男性社員が多かった歴史があり、当社でも男女共同参画を推進していますが、アイマークさんは女性社員が多く、社員の満足度も高い。それは顧客への提案にもつながっています。

例えば、運営している保育園でマネー講座を開催してもらった際、お母さんたちが潜在的に抱えている教育資金や家計の問題に、セールスではなくお母さんの立場になって、親身に相談に乗っていただきました。お母さんたちが身を乗り出して相談するほど充実した内容で、アイマークさんだから当社とマッチしたと感じます。
また、物流業界の社員は外部の方から話を聞く機会が少ないので、会社に来ていただいて、有益な情報をお話しいただけるのもありがたいですね。新たな取り組みとして社内報に寄稿いただいているワンポイントマネー講座など、これからもお力をお借りしたいです。

未来へ向けて

ーー 今後、この仕組みをどのように発展させていきたいですか。

社員の関心はまだ低いので、会社からのアプローチも変化させながら社員教育の一環として、投資教育をしていきたいと思います。
また、保育園の取り組みなどは短期的なビジネスではなく、長期に見て事業となることです。時間がかかることですが、企業型確定拠出年金も保育園も、企業のブランディングになると考えています。長い時間をかけて、地域の信頼や業界の信頼を積み重ねていき、社内外に信頼される「松葉倉庫」というブランドを確立していきたいと思います。