株式会社サンロフト様

将来不安を持つ若手社員が多い今だからこそ、
資産運用の意識を根付かせるべきだと思った。

業種
WEB制作
社員数 正社員 53名、パート 36名、嘱託 1名、役員 2名
導入 企業型確定拠出年金
会社HP https://www.sunloft.co.jp/

ICTコンサルタントとして、中小企業のデジタルトランスフォーメーションを進めている株式会社サンロフト。地元企業のWebサイト制作や業務システム構築をはじめ、保育施設向けの園児管理システムや企業・保育施設向けの社内SNS日報システムを全国に展開しています。
女性活躍推進企業として厚生労働省から表彰されるなど、先進的な取り組みを行っている同社が企業型確定拠出年金を導入した経緯、その後の効果などについてうかがいました。

導入背景

ーー 企業型確定拠出年金の導入背景を教えてください。

大橋さん株式会社サンロフト
/ 総務・経理部 部長

加入していた厚生年金基金が解散する際、残余財産の移換先を検討したのがきっかけです。以前から企業型確定拠出年金には注目していましたが、当社にはすでに基金や中退共などの制度があり、導入の機会がありませんでした。ちょうど解散の頃に、Answerのご提案いただいて導入を決めました。

導入理由

ーー なぜ企業型確定拠出年金を選んだのでしょうか。

大橋さん株式会社サンロフト
/ 総務・経理部 部長

若手社員に将来の資産を自分で作る意識を持ってほしいからです。当社は平均年齢が35.7歳と若手の多い会社です。受給できる年金が減っていく時代で、これからを担っていく若手社員に早くから投資意識を持たせ、資産運用でお金を貯めていくことができれば、将来への不安も解消できると思いました。
Answerでは投資教育もしっかり行っていただけるので、社員のスキルアップにもつながり、様々な面で相乗効果が得られると期待していました。

導入後の変化

ーー 実際に導入してみて、社員の方々に変化はありましたか。

望月さん株式会社サンロフト
/ 総務・経理部

投資意識が高まり、確定拠出年金だけでなく他の商品も運用する社員が増えたと感じます。私自身も投資に関心を持つようになり、積み立てNISAなど金融商品の運用を始めています。
確定拠出年金は長い目で見るものですが、直近の成績が好調だとオフィス内で「増えたよ!」という声が上がって、フロアが賑やかになります。社員同士で投資商品についての情報共有もオープンにできていて、個人で運用するよりも周りに相談しやすい環境が自然とできたと思います。投資の教育がいつしかお互いに高め合える文化に変わりました。

大橋さん株式会社サンロフト
/ 総務・経理部

社員同士の新しいコミュニケーションにもなっていますね。価格が下がった時にはヒヤッとしますが、みんなで「気持ちは長い目で、これは一時的なこと!」と励まし合ったりします。
中小企業の退職金は会社で貯めてもそれほど増えず、一過性の決まった金額しか社員に支払うことができません。自分で増やした方がきっと本人のためになると私は思っています。

いい商品に出会って資産を増やしていければ、大企業に匹敵する退職金になりますし、20〜30代の社員には十分にその可能性があります。老後は年金だけという不安を抱えることなく、自分で作る意識が浸透したと思うので、導入してよかったと感じています。

導入時 苦労した点

ーー 既存の制度もある中で、導入に苦労した点などはありますか

企業型確定拠出年金は基金の後継として考えていたので、当社では既存の退職金制度とは分けて、基金の設計に近い形での導入を検討していました。現在は社会保険に加入している社員に対して一律(※)に拠出していますが、設計の際には色々とサポートいただきました。一生懸命に、親切で丁寧に対応いただいたので、大変と感じたことはありません。

毎年行う投資教育はもちろん、社員がその場で気軽に相談できる窓口まで開いていただいています。コロナ禍には投資情報をメール配信する工夫もされていて、全社員が本当に頼れるアドバイザーです。
※基本給+役職手当の3%の掛金を会社が拠出。(パートスタッフは一律3,000円。役員は別方式)

未来へ向けて

ーー 今後、この仕組みをどのように発展させていきたいですか。

既存の退職金制度を企業型確定拠出年金に一本化することを検討しています。当社の退職金制度はポイント制で、養老保険と中退共をセットに運用しており、現在の制度に企業型確定拠出年金は含まれていません。
一本化するにあたり中退共は個人への支払いとなりますが、養老保険は今後何年かに分けて移行していく予定です。
アイマークさんはとても親身になって尽力してくださるので、時間はかかりますが、一心同体になった気持ちで進めていきたいと思います。